現在は高校生あるいは大学生で
映画を創る会社に就職して、製作スタッフになりたい！
だから就職のために、専門学校への進学を考えている。
この記事は、そんな夢を抱く方の悩みを解決します。
親の援助を受けることができれば「東放学園専門学校」に入りたいけど、学費はいくらかな？
入試は難しいの？
ここを卒業すれば就職に有利になるのかな？
と不安や悩みを抱えていませんか？
結論は
学費の総額は、２年間で約２６７万円
入試は難しくない
就職で有利にはならない
奨学金やローン制度もあります。
学生時代に、必ず運転免許を取りましょう。
映像業界で、製作スタッフだった著者が解説と分析をします。
東放学園映画専門学校の学費は約２６７万円
４つの学校
- 東放学園専門学校
- 東放学園映画専門学校
- 東放学園音響専門学校
- 専門学校 東京アナウンス学院
４つ合わせて東放学園で、昼間２年制の学費は同じです。
追加で教材費と卒業諸経費などがかかります。
この記事はスタッフを希望する方向けですので、東京アナウンス学院は解説しません。
ざっくりと分類すると、
映画やテレビの仕事をしたいなら
東放学園専門学校
アニメの仕事をしたいなら
東放学園映画専門学校
音に関わる仕事をしたいなら
東放学園音響専門学校
を選びましょう。
どこに進学するかは、必ずご自分で調べて決めてください。
夜間１年制は約９７万円
夜間１年制の映画VFX専攻科があり、学費は約９７万円です。
授業時間 16:30~21:20
VFXとは特殊効果のことで、ゲーム映像を作るイメージです。
昼間は違う学校に通ったり仕事をしたり、夜間は東放学園映画専門学校に通うということができます。
使える設備は昼間と同じですし、オンライン授業もあります。
評判は？
検索してみると、次のようなコメントが見つかります。
プラス評価
何をやりたいかが、まだ決まっていない人にはおすすめ
プロモーション映像を撮りたいならココ
やる気がある人にとっては良い環境
マイナス評価
機材がよく壊れる
単位のために興味ない講義もとる必要がある
無意味な授業が多い
元プロとして、マイナス評価について解説します。
機材はよく壊れます。
性能がとても高いので壊れやすいです。
逆に壊れにくい機材は性能が低いです。
「興味ない講義も受けなければならないし、無意味な授業が多い」に関しては、学校ですのでどうにもなりません。
卒業しないと話になりませんので、進学を選ぶなら避けられないです。
学費は安い方
昼間２年制の専門学校としては安い方ですし、私立大学で４年間学ぶより安いです。
アニメを学ぶならば安い方だと言えます。
比べてみましょう！
専門学校と比較
音響芸術専門学校
録音・PA技術科
ライブ音響・コンサートスタッフ科
ミュージカル&ステージスタッフ科
２年間で約２７４万円
東京ビジュアルアーツ
音楽総合学科
サウンドクリエイターコース
照明コース
PAコース
２年間で約２７８万円
代々木アニメーション学院
２年間で約３００万円
大学と比較
日本大学
芸術学部 映画学科 映像表現・理論コース
４年分の学費は、約６９４万円
神戸芸術工科大学
芸術工学部 映像表現学科
４年分の学費は、約６２２万円
大阪芸術大学
映像学科
４年分の学費は、約６３２万円
入試について
何も難しいことはなく、受験勉強は必要ありません。
AO入学
書類選考と面接です。
インターネット出願とペーパー出願の２種類があります。
推薦入学
学校からの推薦を受け、書類選考だけの入試です。
一般入学
書類選考と面接で、受験勉強は必要ありません。
面接はオンラインにも対応しています。
全体的に普通
元プロとして、東放学園にすごいところは見当たりません。
施設や設備は充実していたり、テレビスタジオがあったりしますが、普通です。
映像系専門学校ならば、どこにでもありそうな設備ばかりです。
講師は現役のプロですが、これも普通です。
就職支援は手厚いようですが、専門学校ならば当たり前です。
そのための専門学校なので、一般的に就職に困ることはありません。
元プロとしての意見は、
全体的に普通ですが、学費は安い方です。
就職に有利なの？
有利の定義
「有利」とは
書類選考や面接などで通過しやすい。
就職後、優遇があって給料が高い。
と定義します。
結論は、こんなことはありません。
でも、映像業界から学校へ届く求人数が多いことは事実です。
ここが専門学校の強みです。
有利ではない理由
必ず下っ端スタートだから。
専攻や学歴は関係なく下積みとなります。
私は普通の大学の卒業で経営学専攻ですが、一番下っ端である制作進行やアシスタントとして問題なく働いていました。
専門学校卒業でなくても関係ありません。
製作会社の場合は、高校・専門学校・大学・大学院卒業など幅広く募集していることが多いです。
東宝・東映・松竹は無理
東宝・東映・松竹など有名な配給会社に就職したいのならば、大学卒業以上が条件です。
応募条件にはっきりと書いてあるので、専門学校卒業では応募できません。
配給とは、映画を上映する権利を売買するイメージです。
「国内外の映画の買い付けを行う」と考えるとわかりやすいです。
企画や広報など、間接的に関わりたいならば、大学卒業以上が条件です。
役立つ資格はたった一つ
運転免許
企業の応募条件に必須の場合があります。
必須になってなくても、必ずとりましょう。
もし映像業界へ進まないと判断した場合でも、就職活動では幅広く役立つ資格です。
合わせて読みたい記事
その他は意味ない
在学中にさまざまな資格が取れますが、必要ありません。
元プロの私でも知らない資格ばかりです。
私は１つも持っていませんが、問題なくアシスタントディレクターとして働いていました。
まとめ
東放学園映画専門学校の学費は、昼間２年制の学費は約２６７万円です。
夜間１年制の映画VFX専攻科の場合は約９７万円です。
学生時代に、必ず運転免許を取りましょう。
面接と書類選考の入試です。
学歴や経験は関係ない世界ですから、専門学校卒業でも就職で有利になりません。
もし映像製作の基礎を学ぶために進学するなら、他校と比べると安い方ですのでおすすめです。
この記事が、映画業界で働きたいと考えて進学を考えている方の役に立つと嬉しいです。
以上、「東放学園映画専門学校の学費は２６７万円！他校と比較」でした。
