「自主制作映画を映画祭に応募したい!」と考えている学生は、
今後開催される映画祭を知りたい
応募には、まだ間に合うかな?
作品の条件は何かな?
と悩んで、いろいろと検索していませんか?
2023年10月現在、応募期限に間に合う学生映画祭5つは
- 中之島映画祭:12月8日まで
- 西湘映画祭:12月4日まで
- 学生残酷映画祭:11月20日まで
- やお80映画祭:10月31日まで
- 東京神田神保町映画祭:10月31日まで
学生映画祭とは限りませんが、誰でも応募可能です。
10月31日が締め切りである映画祭に、今から準備するのは現実的ではありません。
12月締め切りが現実的です。
元プロとしてのアドバイスは
「賞を狙うなら、音に徹底的にこだわれ!」です。
残念ながら、もし賞を取ったとしても映画会社からオファーがきて就職することはありません。
それでは解説していきます。
学生映画祭5つをまとめました!まだまだ作品を募集中
中之島映画祭
概要
入選作品は24年5月3〜5日に大阪で上演されます。
応募期限:12月8日まで
- グランプリ:賞金10万円
- 優秀賞(グランプリ以外の全入選作品):賞金1万円
作品はYoutube、Vimeoもしくはそれに類する動画サイトに自分でアップロードし、URLを連絡する。
24年3月31日まで削除しないこと
出品料
1作品ごとに3,000円
条件
- ジャンル指定なし
- フォーマットなど指定はなし
- 出品数、作品の長さは制限なし
- 日本語以外の言語を使う場合は、日本語字幕をつけること
詳しくはサイトを確認してください。
西湘映画祭
概要
SNSから詳しい情報を発信しているので、必ずX(旧twitter)とFacebookを確認してください。
応募期限:12月4日まで
遅れそうな場合は、連絡すればなんとかなりそうです。
エントリー部門
- 中長編(30分以上)
- 短編(30分未満)
- ミュージックビデオ
- コメディ
- アニメーション
- ドキュメンタリー
フォーマットなど指定はなし
作品はYoutube、Vimeoもしくはそれに類する動画サイトに自分でアップロードし、URLを連絡する。
24年2月末まで削除しないこと
出品料
30分以上:2,000円
30分未満:1,000円
詳しくはXとウェブサイトを確認してください。
学生残酷映画祭
概要
12月開催予定
延期されていましたが、決定しました。
応募期限:11月20日まで
条件
- 流血の描写があること
- 作品の長さ:30分以内
- 日本語以外の言語を使う場合は、日本語字幕をつけること
- 当日に監督が参加すること
- フォーマットなどの指定なし
詳しくはサイトを確認してください。
やお80映画祭
応募期限:10月31日まで
締め切りが近いので、今から準備するのは現実的ではありません。
準備していた方は、締め切りや提出ルールを間違えないように注意しましょう。
東京神田神保町映画祭
応募期限:10月31日まで
締め切りが近いので、今から準備するのは現実的ではありません。
準備していた方は、締め切りや提出ルールを間違えないように注意しましょう。
音響編集にこだわれ!
- セリフ
- 環境音
- 効果音
- マルチオーディオ(組み合わせのこと)
- 音楽
などの音響編集に徹底的にこだわり、時間を割いてください。
なぜなら、映画のクオリティーが格段に上がりますし、プロも音にこだわるからです。
スケジュールは絶対にズレますし、完成は締め切り間近になります。
例えば、締切が近くなるとやることが多すぎて、ぐちゃぐちゃになります。
このような場合、撮影は70〜80%くらいで妥協して、音響編集に時間を割いてください。
一次審査の通過率が格段に上がります。
ネット上にある無料音源は、お勧めしません。
少しお金がかかりますが、CDなどを買いましょう。
- 環境音
- 効果音
- 音楽
お金をかける価値はありますし、入賞の確率が格段に上がります。
繰り返しですが、元プロとしてのアドバイスは「音に徹底的にこだわること」です。
クラウドファンディングはどう?
お勧めしません!
理由は
- 募集期間があるから
- 手間が多いから
- 宣伝が大変だから
それぞれ解説します。
募集期間がある
メンバーの人数が十分にいないと現実的ではありません。
当たり前ですが、募集期間があります。
期限内に目標金額に達しなければ、1円ももらうことはできません。
募集開始と終了間近が、最も集まりやすい傾向にあります。
つまり、「中間でどれだけ宣伝するか」が要ですので、クラウドファンディングだけに集中する人が必要です。
繰り返しですが、メンバーの人数に余裕がないと現実的ではありません。
手間が多い
映画祭後の作業がとても大変だと予想されます。
賞を取れなくても問題ありませんので、映画祭に出品すれば目標達成です。
でも、返礼品を用意したり、出資者にメッセージを送ったりとすさまじい手間が待っています。
時間に余裕があるとは思えません。
宣伝が大変
宣伝に集中する人が必要なので、メンバーの人数に余裕がないと現実的ではありません。
- SNS運用
- クラウドファンディング用のCM作成
- YouTube動画作成
など宣伝が大変です。
宣伝用の動画を撮るなら、映画を撮りましょう。
比重がおかしくなるので、お勧めしません。
勘違いするな!
大赤字を覚悟しろ
制作は自費になります。
賞をとった場合は賞金がもらえる映画祭でも、全然足りません。
絶対に赤字です。
就職は関係ない
「賞をとった場合は、企業からオファーやスカウトは来るの?」と思いますよね?
企業からオファーは来ません。
期待しないでください。
自分のやりたいことはできない
もしオファーがきても、「こういうCMを作ってほしい」と指定されます。
自分の映画を撮る機会をもらうことはありません!
やりたいことはできないのです。
まとめ
2023年10月現在、作品を募集中の学生映画祭と応募期限は
- 中之島映画祭:12月8日まで
- 西湘映画祭:12月4日まで
- 学生残酷映画祭:11月20日まで
- やお80映画祭:10月31日まで
- 東京神田神保町映画祭:10月31日まで
締め切りが遠い方が現実的です。
詳しくはそれぞれのウェブサイトをご確認ください。
10月31日が締め切りである映画祭2つは、現実的ではありません。
制作は自費になります。
クラウドファンディングという方法もありますが、トラブルや手間が多いので個人的にはお勧めしません。
たとえ賞をとって賞金をもらっても、赤字を覚悟しましょう。
この記事が、「自主制作映画を映画祭に応募して、賞を狙いたい!」という学生の役に立つと嬉しいです。
以上、「学生映画祭5つをまとめました!まだまだ作品を募集中」でした。