舞台スタッフになりたい!と考える学生は、
梅花女子大学文化表現学部の舞台芸術表現学科が気になりますよね?

ここを受験する学生は、
卒業したら、本当に舞台の仕事に就けるのかな?
卒業したらどんな仕事に就けるんだろう?
と悩みますよね?
元業界人として言いますと、舞台芸術に携わる仕事に就けます。
梅花女子大学/舞台芸術表現学科の就職先は、他の学科と同様に一般企業が中心になると予想されます。

舞台に関わる仕事に就く学生は、一部の卒業生に限られるでしょう。
ただし、勘違いしてはいけないポイントは、卒業すれば演出家や脚本家になれると思うことです。
歌舞伎の大道具や劇団四季の技術スタッフを経験した著者が、卒業後の進路と現実を解説します。
「あなたにも演劇制作はできる!スキルなしの就職方法をまとめました」の記事も参考になります。
梅花女子大学文化表現学部舞台芸術表現学科の就職先は?進路の予想

学歴は関係ない?
舞台芸術に携わる職業の場合、応募資格は「短大/専門/高専/大学/大学院 卒業見込みの方」となっている場合が多いです。
例えば、劇団四季の場合は学歴不問です。
つまり、誰にでもチャンスはある、ということです。
大卒の方が有利だと感じるかもしれませんが、実際は関係ありません。
繰り返しですが、応募資格は「短大/専門/高専/大学/大学院 卒業見込みの方」となっている場合が多いです。
舞台芸術表現を専攻しなくてもよい
どこに就職するにしても、専攻科目は関係ありません。
なぜなら、応募資格に専攻科目を指定する企業はほとんどないからです。
例えば、劇団四季も宝塚歌劇団も、「全学部全学科」対象です。
企業の事業内容と学生時代の専攻科目を合わせた方が有利な気がしますよね?
全然関係ないのが現実です。
繰り返しですが、どこに就職するにしても、専攻科目は関係ありません。
どこを卒業しても舞台スタッフになれる!
梅花女子大学舞台芸術表現学科を卒業しても、他の大学卒業でも、舞台スタッフになれます。
なぜなら、学歴も専攻科目も関係ないからです。
例えば、舞台「呪術廻戦」や「テニミュ」の制作会社として有名なネルケプランニングや、劇団四季、宝塚歌劇団に応募することは、どなたでもできます。
選考で有利みたいな制度はありません。
なお、舞台スタッフは力仕事で男性社会のイメージがあるかもしれませんが、女性が多いです。
繰り返しですが、梅花女子大学舞台芸術表現学科を卒業しても、他の大学卒業でも、舞台スタッフになれます。
就職先はどんなところになりそう?

他の学科と同様に一般企業が中心になると予想されます。

専攻科目と全然関係ない職業に就くことも可能です。
ウェブサイトから、就職先を一部引用します。
- 伊藤ハム販売株式会社
- スターバックスコーヒージャパン株式会社
- 医療法人社団正恵会DIOクリニック
- TBCグループ株式会社
- 株式会社鳥取銀行
- 株式会社みずほフィナンシャルグループ
- 合同会社ユー・エス・ジェイ
学生を募集する新卒採用では、例えば、看護学科を卒業したら看護師にしかなれないわけではありません。
普通の事務職に就くこともできます。
確かに舞台芸術表現学科を卒業すれば、宝塚歌劇団や劇団四季に就職するチャンスはあります。
でも、どなたでも応募できる仕組みなので、倍率は高く難関企業です。
繰り返しですが、就職先は一般企業含めてウェブサイトの通りになると予想されます。
卒業すれば演出家や脚本家になれると思うと危険!

演出家や脚本家など、クリエイティブな仕事に就くことはできません。
なぜなら、劇団や企業の学生向け求人に「演出家や脚本家募集!」と書いてある求人はないからです。
Googleでいくら検索しても、学生向け求人は見つかりません。
例えば、「宝塚歌劇団」や関連会社「宝塚舞台」は、演出家や脚本家を募集しないです。
「宝塚歌劇団」は演出助手を募集する年がありますが、毎年ではありません。
「レ・ミゼラブル」の制作会社「東宝」は、演出家や脚本家を募集しないです。
では、どうすれば演出家や脚本家など、クリエイティブな仕事ができるのか?
その答えは非常に難しく、元業界人の私でも「こうすればなれる!」と断言することはできません。
ただ言えるのは、アシスタントとして下積みから始めるなど、すさまじい遠回りと運が必要だということです。
元業界人の著者が知らないのですから、相当難しいと予想されます。
繰り返しですが、演出家や脚本家など、クリエイティブな仕事に就くことはできません。
梅花女子大学の舞台芸術表現学科はお勧めしない

舞台芸術表現学科
2026年4月に舞台芸術表現学科が新設されます。

(名称は変更の可能性があります。)
アーティスト(俳優)を目指す学生と、クリエイター(演出家、制作など)を目指す学生向けの実習や講義が開設される予定です。
詳しくはウェブサイトをご確認ください。
大学内に「劇団この花」という劇団があり、公演を行っています。

演劇事業に本腰を入れる!という印象を受けますね!
メリット
- 40人の少人数制
- 総合大学としての学びの多様性
募集人数は40人とのことなので、講師との距離が近く、学生同士の連携も取りやすいと予想されます。
総合大学ですから、芸術科目以外の科目も選択可能です。
就職活動では会社員はもちろん、公務員も目指せます。
舞台芸術を学んでも、その道に進まないと決断する学生は多くいるはずです。
総合大学では就職先が幅広いですから、就職活動で困ることは少ないと予想されます。
なお、ロンドン研修は「国内初!!」と宣伝しますが、だからと言って就職に有利にはなりません。
説明文を読む限り、ロンドン研修は俳優向けの研修がメインとなりそうです。
デメリット:
- 学費が高い
- 演出家や脚本家にはなれない
高額な学費がかかる割に、演出家や脚本家にはなれないので、コスパは悪いと言えます。
初年度納入金は、1,819,010円とのことです。

180万円を4年と仮定して、720万円前後かかります。

舞台業界への就職が保証されるわけではないため、「高額な学費を払ったのに、結局は一般企業に就職することになった」と感じる学生もいるかもしれません。
元業界人が語る卒業後の進路予想

2026年4月、梅花女子大学に舞台芸術表現学科が新設されます。

ここを卒業してもしなくても、どなたでも舞台芸術に携わる仕事に就けます。
全然関係ない職業に就くことも可能です。
まだ就職先は発表されていませんが、一般企業がメインになると予想されます。

個人的には学費が高いのでお勧めしません。
高額な学費がかかる割に、演出家や脚本家にはなれないので、コスパは悪いと言えます。
この記事が、梅花女子大学の舞台芸術表現学科について調べている学生の役に立つと幸いです。
以上、「梅花女子大学文化表現学部舞台芸術表現学科の就職先は?進路の予想」でした。
