将来は有名な劇団に所属して、演出家や技術スタッフになりたい！
と将来について悩んでいませんか？
結論は
入試は４種類あります。
演劇学科４年分の学費は、約６７０万円です。
（どの専攻コースも同じです。）
もしあなたが、演出家やプロデューサーを目指すならば、最高の環境です。
もしあなたが、照明など技術スタッフを目指すならば、日大を選ぶ必要はありません。
元劇団四季の技術スタッフだった著者が解説します。
入試４種類について
どの専攻コースでも同じです。
- 学校推薦
- A個別方式
- N全学統一方式
- 総合型選抜
それぞれ説明します。
学校推薦
いわゆる、「推薦入試」の制度があります。
A個別方式
コースによって、２つに別れます。
演出家や舞台監督を目指す「舞台構想コース」
- 英語
- 漢文を除く国語
- 小論文（８０分・８００字程度）
- 面接
小論文は作文です。
大道具や照明などの技術職を目指す
「舞台美術コース」
- 英語
- 漢文を除く国語
- 小論文（８０分・８００字程度）
- 実技
N全学統一方式
２０２３年度には、１期と２期があります。
いわゆる、一般入試のイメージです。
- 英語
- 漢文を除く国語
総合型選抜
エントリーシートというものを提出して、自己アピールするイメージです。
受付期間や求める学生像など、詳しくはウェブサイトをご覧ください。
学費は高い
演劇学科４年分の学費は、約６７０万円です。
どの専攻コースでも同じです。
追加で教材費やパソコン代がかかります。
もしあなたが、照明など技術スタッフを目指すならば、コスパは悪いです。
国公立大学と比べると、
国立大学は約２４３万円
公立大学は約２５４万円
二倍以上費用がかかります。
就職に有利にはならない
有利の定義
「有利」とは
書類選考や面接などで通過しやすい。
就職後、優遇があって給料が高い。
と定義します。
結論は、こんなことはありません。
劇団四季は関係なかった
私は大学で経営学を専攻して卒業しました。
ミュージカルの専門学校も卒業していませんが、問題なく採用されましたし、業務に支障はありませんでした。
周りのスタッフを見ても、専門卒や高卒の方もたくさんいました。
その他の有名劇団に所属したい場合でも、学歴は関係なく下積みとなります。
全員が下っ端スタート
劇団四季のような有名な劇団では、全員が下っ端スタートです。
その他、舞台技術として有名な会社は
歌舞伎座舞台株式会社
株式会社宝塚舞台
東宝舞台株式会社
などがありますが、応募条件は大卒ではありません。
たとえ舞台監督専攻を卒業しても、いきなりはなれません。
繰り返しですが、全員が下っ端スタートです。
ただし、関連会社が名実ともに有名ですので、食べることに困りません。
賃貸契約はできますし、ローンも組めます。
どんな人が目指すべき？
演出家向け
演出専攻があり、施設も充実していますから学ぶ環境は最高です。
演出家を目指す場合ならば、日本最高レベルの印象を受けます。
俳優を目指す、志の高い学生に演技指導し、お互いに切磋琢磨する学校です。
講義内容は、プロ目線で見てもマニアックですし、基本となる戯曲も学びます。
プロデューサー向け
企画制作専攻がありますが、これはプロデューサーの育成だと考えてください。
最高責任者であるプロデューサーを目指すならば、日本最高の環境だという印象を受けます。
もしやりたいことが変わり、
【ゼロからイチを生み出す】
そんな仕事をしてみたい方は、ぜひプロデューサーを目指してみましょう！
研修旅行もあり、学びの場は海外にまで広がっています。
技術スタッフ向けではない
合わせて読みたい記事
- 舞台監督
- 照明
- 音響
- 大道具
- 小道具
などなど
技術スタッフを目指すならば、日大を選ぶ必要はありません。
なぜなら、仕事しながら身体で覚えるからです。
私も劇団四季ではそうでしたし、「あらかじめ知識があれば良かった」と感じたことはありません。
学歴は関係なく、どなたでもなれます。
まとめ
入試は4種類
- 学校推薦
- A個別方式
- N全学統一方式
- 総合型選抜
入試の過去問は、赤本で買いましょう！
演劇学科４年分の学費は、約６７０万円です。
たとえ日大を卒業しても、就職に有利になることはありません。
もし技術スタッフを目指すならば、日大を選ぶ必要はありません。
しかし、演出家やプロデューサーを目指すならば最高の環境です。
この記事が、「日本大学 芸術学部の入試と就職に有利になるか？」について悩んでいる方の役に立つと嬉しいです。
以上、「日本大学 芸術学部 演劇学科 入試と学費と就職について解説」でした。
