アーティストのライブやミュージシャンのコンサートの仕事をしたいと考える東京の学生は、
音響スタッフになるために必要な資格は何?
音響系の専門学校に通って資格を取らないとなれないの?
と悩みますよね。
必要な資格は運転免許だけです。
そして、音響系専門学校に通わなくても、音響スタッフになれます!
未経験で問題ないので、誰にでもチャンスはあります。
アーティストのミュージックビデオの収録に関わり、劇団四季のスタッフも経験した著者が解説します。
音響スタッフになるために必要な資格はたった1つ!
運転免許をとれ
運転免許を必ずとりましょう!
なぜなら、音響機材が大きいので、6〜10人乗りを頻繁に使うからです。
例えば、トヨタのハイエースや日産のキャラバンを使います。
また、特殊な機材をレンタルする場合もあるので、借りる時と返却の時に2t〜3tトラックを使います。
応募条件に何も書いていなくても、運転免許を必ずとってください。
学生時代に運転免許を取るべき2つの理由
- 時間がかかるから
- つぶしが効くから
時間がかかるから
就職後に、ドライバースクールに通う時間を確保することは難しいです。
最短の合宿プランで免許を取る場合でも、最低で3週間かかります。
ドライバースクールを卒業したら終わりで、免許をすぐもらえるわけではありません!
卒業証書を持って、試験を警察署に受けに行かなければならないのです。
通学ならば、もっと時間がかかります。
時間を就職後に確保することは難しいと考えてください。
つぶしが効くから
運転免許は、就職活動全般で役立ちます。
もしエンターテインメント業界に進まないと判断した場合も役立ちますし、たとえ就職活動では役に立たなくても、就職後に重宝する資格となります。
その他の資格は必要ない
運転免許以外は必要ありません。
ネットで音響スタッフになるために必要な資格を検索すると、5つヒットします。
- 舞台機構調整技能士
- 映像音響処理技術者
- ProTools技術認定試験
- サウンドレコーディング技術認定試験
- MIDI(Musical Instrument Digital Interface)検定試験
どれも就職活動で必要ありません。
なぜなら、企業の応募条件に必須と書いてないからです。
必要ならば、就職後に勉強してとれば十分に間に合います。
例えば、劇団四季音響部の募集要項を確認すると、何も指定はありません。
応募資格は「短大/専門/高専/大学/大学院 卒業見込み」なので、あらゆる学生が応募します。
応募条件に、「音響系専門学校卒業」とか「音響〇〇資格」などと限定している会社は、ほとんどありません。
音響系の資格を持っていた方が就職活動で有利ではないか?と考えるでしょうが、関係ないです。
学生を採用する新卒採用は、即戦力を求める仕組みではないからです。
繰り返しですが、運転免許以外は必要ありません。
音響スタッフの仕事
内容
音響スタッフは、音響エンジニアやPAエンジニアなどとも呼ばれますが、メインの仕事は3つです。
- MA
- ミキサー
- 録音
MA(マルチオーディオ)
ミキサー
あらゆる音を合わせて調整する仕事です。
- セリフ
- 効果音
- 音楽
- 環境音
- ナレーション
など全てを合わせて調整します。
ライブやコンサートでは、その場に合わせて即興でパソコンを駆使します。
録音
読んで字のごとく、録音を仕事にします。
マイクは大変高額なものもあり、1つ数百万円くらいのマイクもあります。
やりがい
大好きな音楽に、幅広く関わることができます。
ライブやコンサートだけではなく、映画音響やオペラ公演などにも派遣される可能性があります。
音響スタッフの年収も気になりますよね?
どの会社も月給は18〜20万円ほどなので、年収は300万円未満と考えてください。
2023年現在、20代の平均月収は21〜23万円と言われていますので、平均以下です。
でも、独身であれば問題ありません。
高い給料を求めることはできないですが、スタッフは間違いなく食べていけますし、ローンも組めますので生活には困りません。
注意点
高い場所が苦手な人は考え直しましょう。
なぜなら、高いところにスピーカーを吊るしたり、角度を直すことがよくあるからです。
例えば、ステージ上部にスピーカーを設置後、微調整を行うのが普通です。
「吊るしてあるのを降ろして微調整すればいいのではないか?」と考えますよね。
時間がかかるので、人が登って角度を直した方が効率的で早いので、登ることが多いです。
繰り返しですが、高い場所が苦手な人は考え直しましょう。
音響スタッフになるには?
未経験で問題ない
誰にでもチャンスはありますので、音響系専門学校の卒業は必ずしも必要ではありません。
応募条件に、「音響系専門学校卒業」とか「音響〇〇資格」などと限定している会社は、ほとんどないです。
学生時代の経験も必要ないですし、専攻科目も関係ありません。
音響スタッフの求人は?
有名な会社12社をご紹介します。
業務は、音響職だけではなく映像編集も行う場合もあるのでご注意ください。
まとめ
音響スタッフ、PAエンジニア、ライブ音響、コンサート音響になるために必要な資格は、運転免許です。
なぜなら、機材が大きいので車(特にハイエース)を頻繁に使うからです。
その他の資格は必要ありません。
必要に応じて、就職してから資格をとりましょう。
注意点は、高い場所が苦手な人は考え直すことです。
この記事が、「アーティストのライブやミュージシャンのコンサートの仕事をしたい!」と夢を抱く方の役に立つと嬉しいです。
以上、「音響スタッフになるために必要な資格はたった1つ!」でした。