海外ミュージカルが大好きな学生は、「東宝の演劇事業に関わりたい!」と考えますよね。
特に「レ・ミゼラブル」は超有名です。
と悩んでいませんか?
結論は、ウェブサイトを利用して東宝に応募する、という普通の方法しかありません。
演劇業界を狙うなら、運転免許を必ずとりましょう。
もし、大道具や衣装などの技術スタッフになりたいのなら、東宝に就職しても無駄です。
注意してください。
映像業界も演劇業界も経験した著者が解説します。
東宝で演劇の仕事をしたい?採用についてまとめました
普通の方法しかない
東宝の演劇事業に関わりたいならば、ウェブサイトを利用して、新卒採用の枠で応募しましょう。
募集要項
- 大学・大学院卒業見込み
- 全学部全学科対象
- 総合職一括採用(部署をわけない、ということ)
高等専修学校、専門学校、短大の学生は応募できませんので、注意してください。
全学部全学科対象なので、専攻科目は一切関係ありません。
総合職一括採用ですので、最初の数ヶ月間はさまざまな部署の仕事を経験します。
そのあと、個人の適性や希望に応じて配属が決まる仕組みです。
大学名は関係ない
大学フィルターはない可能性が高いです。
採用実績を調べると、難関大学の名前が目立つように見えますが、「成蹊大学、成城大学、日本大学」など難関ではない大学も含まれます。
そもそも、人事担当が大学名だけで書類選考を進めることはありません。
しっかりと企業研究しましょう。
専攻科目は関係ない
大学生または大学院生ならば、どなたにもチャンスはあります。
採用試験で有利になる学部はありません。
なぜなら、募集要項に「全学部全学科対象」と書いてあるからです。
例えば、生物学専攻で実験に没頭していた、みたいな理系学生でも問題ありません。
決して不利ではなく、全員平等です。
芸術大学で映画専攻の学生の方が有利な気がするかもしれませんが、関係ありません。
繰り返しですが、採用試験で有利になる学部はありません。
コネはない
コネを使って特別に入社するという制度はありませんので、コネはありません。
なぜなら、会社の名声に響くからです。
例えば、インターン(仕事体験)に参加した学生は一次試験免除みたいな制度はありません。
インターンに参加した方が有利ではないか?と考えるかもしれませんが、関係ないです。
インターンも高倍率なので、参加した学生が少ないからです。
繰り返しですが、コネは必要ありません。
関係ないサイトに気をつけろ
転職向けのページや関係ないウェブサイトに気をつけてください。
例えば、東宝では演劇プロデューサーを常時募集していますが、経験者採用(中途採用)なので関係ありません。
その他にも、東宝演劇部がプロデューサーを募集していたり、東宝のグループ会社の採用も見つかりますが、関係ありません。
東宝に就職したいなら、狙うのは東宝株式会社であり、東宝ウェブサイトとマイナビしか利用できません。
繰り返しですが、転職向けのページや関係ないウェブサイトに気をつけてください。
運転免許をとれ
運転免許を必ずとりましょう。
募集要項に必須と書いていないですが、必ずとってください。
経験から申し上げて、TOEICの高得点と同じくらい重要です。
もし他の業界を狙う場合でも幅広く役に立ちます。
繰り返しですが、運転免許を必ずとりましょう。
注意点
- 必ずしも演劇に配属とは限らない
- 技術スタッフにはなれない
- 演出家にはなれない
勘違いして応募すると、書類選考で絶対に落ちます。
注意してください。
必ずしも演劇に配属とは限らない
東宝に就職しても、必ずしも演劇事業に配属されるとは限りません。
新卒採用は総合職一括採用ですので、最初の数ヶ月間はさまざまな部署の仕事を経験します。
そのあと、個人の適性や希望に応じて配属が決まる仕組みです。
映画、演劇、アニメ、不動産経営などさまざまな配属があり得ますので、必ずしも希望が通るとは限らないです。
技術スタッフにはなれない
東宝に就職して演劇事業に配属されたとしても、絶対に技術スタッフになることはありません。
技術スタッフとは、大道具や衣装スタッフです。
舞台技術は、東宝舞台という別の会社が請け負います。
東宝舞台は、毎年新卒採用を行うとは限りません。
もし技術スタッフを目指すなら、あなたは応募先を間違っています。
繰り返しですが、東宝に就職して演劇事業に配属されたとしても、絶対に技術スタッフになることはありません
演出家にはなれない
東宝に就職して演劇事業に配属されたとしても、絶対に演出に関わることはありません。
なぜなら、あなたの仕事は企画を考えたり、収支決算することだからです。
例えば、人気アニメを舞台化する企画を考え、アニメ制作会社と交渉します。
稽古や公演に立ち会うことはできないのか?と考えるかもしれませんが、ありません。
基本的には本社勤務です。
繰り返しですが、東宝に就職して演劇事業に配属されたとしても、絶対に演出に関わることはありません。
まとめ
東宝の演劇事業に関わりたいならば、ウェブサイトを利用して新卒採用の枠で応募しましょう。
普通の方法ですので、大学生または大学院生ならば、どなたにもチャンスはあります。
たとえ東宝に就職できたとしても、必ずしも演劇事業に配属されるとは限りません。
転職向けのページや関係ないウェブサイトに気をつけてください。
運転免許を必ずとりましょう。
注意点は3つ。
- 必ずしも演劇に配属とは限らない
- 技術スタッフにはなれない
- 演出家にはなれない
この記事が、「東宝で演劇の仕事をしたい!」と考えている学生の役に立つと嬉しいです。
以上、「東宝で演劇の仕事をしたい?採用についてまとめました」でした。