憧れのエンターテインメント業界
- 大好きなミュージカルや芝居
- 大好きな映画
- 大好きなテレビドラマ
「就職するなら、自分の好きなことをしたい!スタッフになって、製作に関わりたい。」と考えますよね?
もしあなたが高校生なら、
「進学先は大学か専門学校か」を迷いますよね?
もしあなたが大学生なら、
「卒業してから専門学校へ進学した方がいいのか」を迷いますよね?
学歴はとても大事ですから、悩むのも当然です。
結論は
テレビ局や映画配給会社ならば、大学
撮影に関わる技術スタッフならば、どちらでもいい
舞台演劇スタッフならば、どちらでもいい
大学も専門学校も卒業して、映像業界でも演劇業界でも働いた、元プロとして解説します。
テレビ局や映画配給会社の場合
募集要項に「4年制大学以上を卒業の見込みの方」とはっきりと書いているから
大学卒または大学院卒でないと応募できません。
専門学校卒では応募資格がない、ということです。
テレビ局大手5社
- NHK
- TBS
- 日本テレビ
- テレビ朝日
- フジテレビ
映画配給大手3社
- 東宝
- 東映
- 松竹
などはどれも人気の大企業ですから、有名大学卒業のエリートしか働けません。
アナウンサー以外は総合職の募集で、職種ごとの応募ではない一括採用の場合がほとんどです。
もしも、映画やテレビの企画、マーケティング(市場調査)や経理をやってみたいと考えるならば、大学しかありません。
現在大学生の方は、専門学校へ進学しないで、無事に卒業してください。
撮影に関わる技術スタッフの場合
学歴は関係なく募集しているから
- カメラマン
- 照明技術
- 音響編集
- 録音
- アシスタントディレクター
などの求人票では、学歴は関係ありません。
このような技術職の求人は、専門学校に出されますので大学生にはなかなか紹介されない案件です。
でも、自分でインターネット検索すればいくらでも見つかる求人です。
専門学校を卒業して知識や経験があろうがなかろうが、どの道下っ端からのスタートとなります。
どうせ下積み(アシスタント)スタートですので、学歴は関係ありません。
高校卒業でも十分です。
私は大学卒業後、映像製作の専門学校を卒業しましたが、役に立ったと感じたことはありませんでした。
全くの未経験から新卒で入っても問題ありません。
舞台演劇の技術スタッフの場合
学歴は関係なく募集しているから
専門学校を卒業して知識や経験があろうがなかろうが、どの道下っ端からのスタートとなります。
どうせ下積みスタートですので、学歴は関係ありません。
私が所属していた、劇団四季の募集要項を見てみましょう。
経営スタッフも技術スタッフも、
ウェブサイトにはっきりと書いてあります。
つまり、短大でもなんでも応募できます。
費用の問題
だいたいのイメージをつかんでください。
二年制専門学校:約240万円
私立大学の学費4年分:約600〜700万円
国公立大学の学費4年分:約250万円
専門学校は半年から三年制などさまざま考えられます。
元プロとして、私立の芸術大学への進学は、費用に見合ったコスパではないと考えています。
役立つ資格は?
必要なのは「運転免許」
役立つのは「フォークリフト」と「第二種電気工事士」
応募条件で、運転免許は必須の場合があります。
「フォークリフト」と「第二種電気工事士」は、就職活動では役に立たなくても、就職後に役立つ可能性があります。
詳しくはこちらで解説しました↓
東京じゃないとチャンスはない?
ありません。
残念ながら、東京に一極集中しているのが現実です。
エンターテインメント業界に就職するなら、引っ越すことが必要です。
まとめ
テレビ局や映画配給会社ならば、大学
撮影に関わる技術スタッフならば、どちらでもいい
舞台演劇スタッフならば、どちらでもいい
ただし、撮影に関わる技術スタッフに関しては、専門学校の方が紹介される求人数が多いです。
この記事が、エンターテイメント(芸術)という、特殊な業界への就職を目指す学生の役に立つと嬉しいです。
以上、「エンタメ業界への就職は大学?専門学校?どっちがいいの?」でした。