アニメ業界に就職したい学生は、「東京コミュニケーションアート専門学校」(TCA)を進学先の1つに考えます。
親の支援を受けられるなら進学したいですよね?
どうして評判が悪いの?
やめた方がいいのかな?
と悩んでいませんか?
評判が悪い理由は、2つだと考えられます。
- 学費は高いから
- プロになれる人が少ないから
学費は高いです。
- アニメーションマスター専攻(4年制):合計6,669,200円以上
- アニメーション専攻(3年制):合計4,996,400円以上
(2025年度)
勘違いしてはいけないのは、卒業してすぐアニメーターになれるとは限らないことです。
東京コミュニケーションアート専門学校の評判はなぜ悪いのか?
学費は高いから
- スーパーエンタテインメントワールド/アニメーションマスター専攻(4年制):合計6,669,200円以上
- ゲーム・CG・アニメワールド/アニメーション専攻(3年制):合計4,996,400円以上
(2025年度)
追加で教材費などがかかります。
他校と比べてみましょう!
専門学校デジタルアーツ東京 アニメ学科
- 現役の大学生・短大生・専門学校生は、2年間で約182万円
- 高校生の場合は、約248万円
東京アニメーションカレッジ アニメーション学科
- 2年間で約263万円
東放学園 アニメーション・CG学科
- 2年間で約267万円
代々木アニメーション学院
- 2年間で約300万円
3〜4年制ですから、2年制の学校よりお金がかかるのは当然です。
プロになれる人は本当に少ないから
プロになれる人は、非常に少ないです。
なぜなら、アニメ業界は大人気ですし、企業の募集人数は少ないからです。
例えば、バンダイナムコフィルムワークスというアニメ制作会社の採用実績をチェックしましょう。
2025年度の募集人数は、5つの職種をあわせて31~35人です。
単純計算で、1部署7人の募集です。
アニメ制作に直接関わる3DCGデザイナーと撮影課に、それぞれ7人しか入社できません。
倍率は数100倍だと予想されます。
大手を狙わなければいいのではないか?と考えるでしょうが、大手でないと食べていくことはできないと考えてください。
繰り返しですが、プロになれる人は、非常に少ないです。
おすすめな人
- 学費に問題がない人
- 3〜4年の間、絵の練習をたっぷりする覚悟がある人
アニメ制作に関わりたいなら、とにかく練習です。
相当な覚悟が必要となるので注意してください。
全体的には普通
- 講師が現役のプロ
- 施設・設備の充実
- 就職サポートの充実
- 業界との強い繋がり
- インターンシップ(仕事体験)の充実
- 高い就職率
などは、どこの専門学校にも見られる普通のことです。
ただし、3〜4年制ですから、絵の練習をする時間がたっぷりあることは確かです。
就職率は高いと強調していますが、専攻ごとの詳細はわかりません。
就職率は就職希望者を対象にした割合です。
希望しないで就職しなかった人もいますし、アニメ業界をあきらめて別の業界に就職した人も含まれることに注意しましょう。
いきなりアニメーターにはなれない?!
卒業してすぐアニメーターになれるとは限りません。
なぜなら、大手アニメ制作会社のアニメーターになるためには、その会社が運営する学校に通う必要があるからです。
例えば、業界最大手である「東映アニメーション」を調べてみましょう。
ワンピースなど制作会社として、日本一有名です!
アニメーターや演出助手などの芸術職に就くには、東映アニメーションの採用試験に合格後、作画アカデミーという学校に入学して1年間修行します。
養成プログラムを終了し、作画アカデミー経由で自分の作品を東映アニメーションに応募して、合格すれば社員になれる仕組みです。
つまり、採用試験は入試です。(学費は会社負担)
応募資格は学歴不問ですが、実技試験があるので、事実上は芸大生か専門学校生しか応募できません。
特別な対策が必要です。
まずは作画アカデミーに入学しないと始まりませんので、非常に長い道のりになります。
大手を狙わなければいいのではないか?と考えるかもしれませんが、大手でないと食べていくことは難しいでしょう。
繰り返しですが、卒業してすぐアニメーターになれるとは限りません。
長い道のりを覚悟してください。
まとめ
東京コミュニケーションアート専門学校の評判が悪い理由は、2つだと考えられます。
- 学費は高いから
- プロになれる人が少ないから
アニメは芸術の世界ですから、「プロになれる人が少ないから」は当たり前です。
全国の専門学校の中でも、学費は高い方です。
- アニメーションマスター専攻(4年制):合計6,669,200円以上
- アニメーション専攻(3年制):合計4,996,400円
(2025年度)
勘違いしてはいけないのは、卒業してすぐアニメーターになれるとは限らないことです。
この記事が、東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)を進学先の1つに考えている学生の役に立つと嬉しいです。
以上、「東京コミュニケーションアート専門学校の評判はなぜ悪いのか?」でした。