映画やミュージックビデオの仕事をしたいと考えて、東京映画映像学校のジョブトレーニングコースを調べていませんか?
学費はいくらかな?安い?
どこがすごいの?
就職できるかな?
と悩みますよね。
結論は
学費は168万円(1年制)
就職は問題ない
すごいところは3点
- 充実の学校説明会
- 専攻はなく、全部ごちゃ混ぜ
- ほぼ派遣会社みたい
元プロだった著者が解説と分析をします。
東京映画映像学校の学費は168万円!
ジョブトレーニングコースは1年制で最安最速
期間は1年だけで、学費は168万円です。
追加でパソコン代などがかかります。
1年という短期集中型の専門学校です。
その他の専門学校と同様に、就職は問題ありません。
入試は作文だけ
入試は書類選考と300字程度の作文なので、実質は作文だけです。
普通は合格します。
他校と比較
東京映画映像学校ならば、1年という短期集中型で、学費も安く抑えることができます。
音響芸術専門学校
2年間で約274万円
- 録音・PA技術科
- ライブ音響・コンサートスタッフ科
- ミュージカル&ステージスタッフ科
東京ビジュアルアーツ
2年間で約278万円
- 音楽総合学科
- サウンドクリエイターコース
- 照明コース
- PAコース
東放学園
2年間で約255万円
- 放送芸術科
- 放送技術科
- 映画制作科
東京俳優映画&放送専門学校
3年間で、約460万~500万円
映画制作科
- 映画技術専攻
- テレビ番組技術専攻
- ライブ・コンサート制作専攻
など
ESPエンタテインメント東京
2年間で約280万円
- 音楽芸能スタッフ科
日本工学院
2年間で約265〜269万円
- 放送芸術科・音声コース
繰り返しですが、東京映画映像学校ならば
1年という短期集中型で、学費も安く抑えることができます。
ここがすごい!
充実の学校説明会
- 出張型
- 来校型
- オンライン型
3種類あり、出張型が最大の特徴です!
いつでもどこでも、指定した日時と場所にスタッフが出向いて説明会を行ってくれます。
詳しくはウェブサイトをご確認ください。
来校型も回数は多めなので、全体的に充実した学校説明会があります。
全部ごちゃ混ぜ
専攻科目はありません。
ジョブトレーニングコースという名前の通り、職業訓練だからです。
例えば、映画監督を目指したい人は撮影技術の講義も受けられますし、演出も学べますし、編集も学びます。
他の専門学校では専攻科目が決まっているので、仕組みが違います。
「就職で不利になるのではないか?」と考えるかもしれませんが、関係ありません。
繰り返しですが、全部ごちゃ混ぜで幅広く学べる点は、この学校の強みです。
派遣会社みたい
利点でもあり問題点でもあります。
学生を格安で撮影現場へ送る派遣会社=何でも屋、みたいな部分があります。
- アーティストのミュージックビデオ
- 映画
- テレビ番組
- コマーシャル(CM)
- ニュース
などあらゆる種類の映像作品に参加できます。
強制参加ではなく、数ある求人から自分で応募するタイプです。
選択肢がとても多いので、この学校の強みと言えます。
問題点
留学や研修はいらない
ハリウッド研修やフィリピンのセブ島への英語留学などがあるようですが、必要ありません。
遊びに行くだけになるのが現状です。
費用も時間も浪費する可能性が高いので、お勧めしません。
途中で就職が決まっても学費は全額納入
あらゆる場合、学費は全額納入で返金はされません。
例えば、4月に入学して6月に就職が決まって仕事を始める方がいます。
卒業証書はもらえますが、もう学校へ来ません。
学費は全額納入しないといけないので無駄になります。
入学して早々に就職が決まる場合は、超割高の学費です。
でも、これは入学してみたいと誰にもわからないので仕方ありません。
対策のしようがない点なので、頭には入れておいてください。
派遣会社みたい
利点でもあり問題点でもあります。
学生を格安で撮影現場へ送る派遣会社=何でも屋、みたいな部分があります。
東京映画映像学校のウェブサイトには、企業が求人を出せるようになっています。
学校の椅子に座って講義を受ける、みたいなイメージは間違っています。
なんでもやるアルバイトの派遣会社のイメージが正しいです。
就職率100%に騙されるな
「就職率100%」、「希望就職率100%」と宣伝しています。
このデータは、フリーランスを含む可能性が高いです。
フリーランスとは、会社に所属しないフリーターです。
在学中に、業界に強いコネクション(繋がり)を作り、卒業後はいきなりフリーランスとして活躍する方もいます。
こういう卒業生を含む可能性もあるので、就職率100%に騙されてはいけません。
みんなフリーターになる
映像業界はとても特殊で、フリーランスの集まりなのが実態です。
フリーランスとは、会社に所属しないフリーターです。
就職してもいずれは退職してフリーランスに転身する、あるいは学校を卒業してすぐフリーランスとして活躍する方もいます。
映画やテレビ番組では、プロデューサー(最高責任者)だけは会社員ですが、他のメンバーは全てフリーランスだと考えてください。
「会社で仕事をする」という感覚はありません。
プロデューサーがフリーランスを集めて1つの作品を作ります。
映画やテレビのエンドロールに名前が載ってる人は、みんなフリーランスだと考えてください。
業界に合わせてフリーにならざるをえない現状があるのです。
東京映画映像学校は、「就職率100%」と宣伝していますが、就職する意味は薄くなります。
以下の記事で、フリーランスを詳しく説明しました。
まとめ
東京映画映像学校の学費は、168万円です。
1年制なので、他校と比べると最安クラスです。
その他の専門学校と同様に、就職は問題ありません。
すごいところは
- 充実の学校説明会
- 全部ごちゃ混ぜ
- 派遣会社みたい
という3点ですが、問題点は
- 留学や研修はいらない
- 途中で就職が決まっても学費は全額納入
- 派遣会社みたい
- 就職率100%はフリーを含む可能性がある
の4点です。
この記事が、東京映画映像学校のジョブトレーニングコースを調べている学生の役に立つと嬉しいです。
以上、「東京映画映像学校の学費は168万円!他校と比較」でした。