映像ディレクターや映像編集者、映像クリエイターを目指す学生は、大学で映像を学びたいですよね。
どの大学で本格的に学べるのかな?
どの大学が映像業界への就職に強いのか?
と悩みますよね。
国公立で映像に強い大学は、愛知県立芸術大学(美術学部 デザイン・工芸科 映像メディア専攻)です。
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なお、映像業界への就職に強い大学は存在しません。
大学で映像を専攻しても、就職活動で有利にはならないです。
なぜなら、映像制作会社の募集要項を確認すると、学歴や専攻科目は関係ない場合が多いからです。
映像業界で、元アシスタントディレクターだった著者が、愛知県立大学を解説します。
映像に強い大学は国公立でたった1つ!愛知県立芸術大学を解説
「映像に強い」の定義
この記事では、
「映像制作の講義と制作実習が豊富であること」と定義します。
映像業界への就職に強い、という意味ではありません。
なぜなら、映像業界への就職に強い大学は存在しませんし、大学で映像を専攻しても就職活動で役に立たないからです。
例えば、早稲田大学/文学部/演劇映像コースも有名ですが、制作実習が豊富ではありません。
卒業生の就職先も、映像とは全然関係ない企業ばかりです。
「映像に強い大学」と検索すると、たくさんの大学がヒットするのではないか?と考えるかもしれませんが、映像制作の講義が豊富とは言えません。
いっぱいある講義の中に、映像制作に関する講義が1〜2つあるだけだからです。
本格的に学べるとは考えられません。
繰り返しですが、「映像に強い」を、「映像制作の講義と制作実習が豊富であること」と定義します。
愛知県立芸術大学を解説
全国の国公立大学と比べて、「愛知県立芸術大学 美術学部 デザイン・工芸科 映像メディア専攻」は、映像に強くて本格的に映像制作を学べます。
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映画やコンピュータグラフィック(CG)技術、アニメーション制作など幅広くカバーしています。
私大ならば普通のことは、国公立ではできないことがほとんどですが、愛知県立芸術大学ならば可能です。
元プロとして、大学の強みを分析します。
ここがすごい!
- 設備の充実
- 学外研修がある
- 卒業制作がある
順番に解説します。
設備の充実
私大レベルに設備が充実しています。
メディア映像スタジオ棟が新設されたので、映像制作のための建物が立っています。
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設備の例として、アニメーションスタジオとコンピュータグラフィック(CG)スタジオがあります。
私大ならば普通ですが、国公立で映像制作のための建物が立っていることは、とても魅力的な強みです。
他の国公立大学も設備が充実しているのではないか?と考えるかもしれませんが、愛知県立芸術大学は最高の環境をもっています。
繰り返しですが、私大レベルに設備が充実しています。
学外研修がある
3年次に、国内外の国際フェスティバルやメディア映像の現場を訪れる機会を与えられます。
私大ならば普通ですが、国公立では珍しい内容です。
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映像制作を芸術面・ビジネス面・技術面から学ぶことができる印象を受けます。
卒業制作がある
私大ならば4年次の1年間を卒業制作に費やすことは普通ですが、国公立では珍しいです。
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東京芸術大学でも映像制作を学ぶ機会はありますが、たくさんある講義の中に映像制作に関する講義が1〜2つかあるだけです。
映像を3年間学んで、最後の1年を卒業制作に費やす仕組みではありません。
愛知県立芸術大学には卒業制作があるため、1〜3年次に制作実習があります。
偏差値と入試
美術学部の偏差値は50前後ですので、ずば抜けて難しくありません。
一般入試の場合、デザイン・工芸科 映像メディア専攻の受験教科数は3つです。
- 国語・英語は必須
- 数学・地歴公民・理科のうち1つを選択
詳しくはウェブサイトをご確認ください。
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デザイン・工芸科 映像メディア専攻の募集人数は8人で、令和5年度の倍率は6.8倍でした。
繰り返しですが、ずば抜けて難しくはありません。
他の国公立大学は映像に強くない
「映像に強い大学」と検索してヒットする大学のほとんどは、映像に強くありません。
なぜなら、たくさんある講義の中に映像制作に関する講義がいくつかあるだけだからです。
例えば、
- 東京芸術大学
- 新潟大学
- 長岡造形大学
- 岡山県立大学
- 周南公立大学
- 北海道教育大学
- 広島市立大学
以上の大学は映像を学べる大学として有名ではないか、と考えるかもしれません。
ですが、このブログにおける「映像に強い大学」の定義から外れます。
繰り返しですが、映像に強い大学と検索してヒットする大学のほとんどは、映像に強くありません。
国公立大学の場合、愛知県立芸術大学以外はおすすめしません。
就職には関係ない!
どこの大学を卒業しようが、何を専攻しようが、映像業界への就職には関係ありません。
なぜなら、企業の募集要項を確認すると、専攻科目を不問としている場合が圧倒的に多いからです。
例えば、映画会社として有名な東宝・東映・松竹の募集要項を確認しましょう。
「大学・大学院卒業見込み、全学部全学科対象」
となっていて、専攻科目は関係なく、総合職一括採用(部署を分けないごちゃ混ぜの採用方式)となります。
専攻と企業の事業内容を合わせた方が有利ではないか、と考えるかもしれませんが、関係ないです。
繰り返しですが、どこの大学を卒業しようが、何を専攻しようが、就職には関係ありません。
まとめ
映像に強い国公立大学は、愛知県立芸術大学/美術学部/デザイン・工芸科/映像メディア専攻です。
元プロとして、国公立大学の中では一番おすすめします。
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強みは3つ
- 設備の充実
- 学外研修がある
- 卒業制作がある
私大ならば普通のことが、愛知県立芸術大学でも可能です。
ただし、どこの大学を卒業しようが、何を専攻しようが、映像業界への就職には関係ありません。
勘違いしないように注意してください。
この記事が、映像ディレクターや映像編集者、映像クリエイターになるために、大学で映像を学びたいと考える学生の役に立つと嬉しいです。
以上、「映像に強い大学は国公立でたった1つ!愛知県立芸術大学を解説」でした。